2020年9月10日木曜日, サン=テレーヌ=デュ=ラック, フランス
Download the press releaseロープウェーモビリティ、人工雪製造システム、山地の安全機材、スリル満点のレジャー施設機材を専門とするフランスの産業グループMNDは、戦略計画「Succeed Together 2024」を発表しました。彼らの志の高いゴールは、顧客の期待に応える力強く効率的な組織作りのためのMNDチームとパートナーとの間のシナジー効果に基づいています。
「この戦略計画は、夏の観光や都市交通の分野で新たな市場を開拓するために、山地のプロジェクトを支援しこれまでの顧客との経験を糧に前進していくことで、過去20年の有益でサスティナブルな成長を継続していくことを目標としています。」とMNDのCEO、ザビエ・ガロ–ラビレーは話しています。
山地と地域のステークホルダーの期待、そして気候変動の難問に立ち向かうため、業界関係者は今、根本的な問題についての理解を改め、それぞれのパートナーにグローバルな視点で、サスティナブルな、長期的ビジョンを求める必要があります。
今日MNDは、顧客を支援し、山地や都市部においてレジャー機器やロープウェー輸送の国際的な基準になるという志を再確認するための2024年の戦略ロードマップを定めました。
グループは、顧客やパートナーにグローバルなサービスと4つの専門分野への円滑なアクセスを提供するために、運営下にあるそれぞれの国でグローバルに再展開された独自の販売接点を持つ「MND」という1つのブランドの下に結集しました。
ザビエ・ガロ-ラビレー、MND最高経営責任者は次のように話しています:
「ここ数ヶ月間、グループの従業員と共に作り上げてきた戦略計画「Succeed Together 2024」を発表できることを誇りに思います。この戦略計画は、夏の観光や都市交通の分野で新たな市場を開拓するために、山地のプロジェクトを支援しこれまでの顧客との経験を糧に前進していくことで、過去20年の有益でサスティナブルな成長を継続していくことを目標としています。
より持続可能な山地の環境の実現に力を注いでいる私たちは、業界関係者の期待に応え新たな投資やインフラのサスティナビリティに対する一般的なアプローチを変えるため、これらの開発ツールを活用しています。
この完全に実用的で現実的な計画は、私たちの専門知識や革新的なノウハウへのアクセスを円滑にし、オペレーショナル・エクセレンスとそれぞれの地域の課題への深い理解を約束するために、私たちと顧客、パートナーとの距離を縮めることを目的としています。
今日、私たちは2020年の進行中の顧客注文の全てを完了させる準備ができており、今後数年間に及びさらに生産能力を高めていくことができます。
2019年末に開始したグローバルな変革の最終ステージであるこの計画では、私たちのヨーロッパの生産拠点の全てが、フランスのオーヴェルニュ=ローヌ=アルプに移転した後の2021年より、製造施設をサヴォアへと拡大していく予定です。
私たちの計画では戦略的パートナーシップを強化することも視野に入れており、中でも最も重要なパートナーが、ロープウェー市場における私たちの立ち位置と志を認めるロープウェーメーカー、Bartholetです。私たちのゴールは、山地、都市部におけるモビリティの課題を解決するための品質、革新性、デザインを組み合わせた、できる限り完全な製品群を提供することです。」
MNDは、グループの4つの核となる専門分野を推進するために、「MND」という独自のブランドと、プロジェクトオーナーに1人の担当者を置く地域別の販売力を組み合わせることで、分かりやすさを選択しました。MNDブランドは、新たな名前を持つ4つの専門分野の確かな評判に基づいています:
オファーにより分かりやすさをもたらすために、ゲレンデ、遊び場、トレーニング/レースの安全設備に特化したブランドであるMBSは、現在オフラインおよびオンラインのソリューションカタログを持つMNDの小売部門となっています。この動きは、グループのグローバルな発展という戦略的な軸を強化するものです。
1つの独自のブランドとして、MNDはパフォーマンス、大胆さ、信頼、熱意といった価値と、全ての人の為の安全性、レジャー、モビリティにおける業界の専門知識を組み合わせた20年以上にわたる山地開発の経験に基づき、実証され持続可能なソリューションを提供します。
グループは、成長をサポートし進行中のプロジェクトの遂行とモニタリングを強化するために、オペレーショナル・エクセレンスに焦点を当てた変革の計画に乗り出しました。
より力強い組織になるために、グループは特にセールス、セールスエンジニアリング、プロジェクトおよびオペレーションマネジメントの分野において、社内外から優秀な人材を採用することで専門知識とプロジェクトマネジメントのスキルを強化しました。
ここ数ヶ月間、MNDは物流リードタイムを最適化し、中央倉庫の拡大によりサービスの質を向上させ、生産チーム、アカウントマネージャー、デザインオフィスをフランスの一箇所に集めました。この集中化は、今会計年度以降のスケールメリットの達成にも貢献します。また、グループはオペレーション、在庫、配送管理の最適化のために生産プロセスを統一し、グループレベルで新たなERP (企業資源計画) システムを導入しました。
新たな製造施設の建設 – フランス、サン=テレーヌ=デュ=ラックにあるMND本部の隣に建設され、生産能力を2倍にする – はこの秋始まります。2021年末には引き渡され、運転可能となる予定です。この新たな施設はロープウェーとスノービジネスの生産ラインを増加させ、全てのオペレーションを一箇所に集め、都市交通のプロジェクトに特化した新たな生産ラインを設け、カスタマーサービスとトレーニングを強化します。
MNDの歴史的な製造施設へのこれらの新たな投資は、メイド・イン・フランス品質とオーヴェルニュ・ローヌ=アルプ地域圏の中心地での長期的な発展への献身を証明します。
過去10年にわたって、MNDは生産、組立、技術革新、管理本部に約2000万ユーロを投資し、その全てがフランス・アルプスを拠点としています。
サスティナブルな発展のため、MNDの生産は、スキーリゾートのための設備で可能な限り伝統的な市場に近い形で行われています。
MNDは成長資金を調達するために、MNDの株主で財務パートナーでもあるCheyne Capitalからの資金を支えにしています。MNDは昨年、総額5500万ユーロの資金提供を受け、2020年8月には、50%がオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏に再保証される1800万ユーロの融資としてフランス政府からのサポートを受けています。
財務計画の一部として、経済、財務、経済再生大臣のブリュノ・ル・メールは、「フランス政府は、1800万ユーロを提供することで産業グループMNDをサポートすることを決定しました。この決定により、フランス政府は、フランスで生産し観光開発や都市移動におけるフランスの専門知識の輸出に成功している企業との密接な関わりを示します。」と話しています。[1]
この計画はMNDの成長管理と営業利益の目標と一致しています。これにより、好調な受注状況を踏まえ、2021年6月30日に終了する2020/2021会計年度での正常な営業収支 (EBITDA) への回帰を目標としています。 ここ数ヶ月間、MNDは4つのビジネスラインで多くの新規受注の契約を結びました。これらの受注は2020~2022会計年度に実行される予定で、都市部・山地のロープウェープロジェクト、アルプス山脈、日本、中国での製雪プロジェクト、ヨーロッパ、中央アジア、北米でのスキー場の安全プロジェクトなどが含まれています。
[1] 2020年8月5日のプレスリリースを参照
一年中楽しめるスリル満点なレジャー施設と都市部のロープウェーの建設におけるグループの最近の商業的な成功は、冬から夏へ、山地から都市部へと多様化を図るグループの戦略的選択の妥当性を示しています。これらの選択は、グループに新たなわくわくする国際的な市場を供給します。ロープウェー市場だけを見ても、規模は2倍以上になり、2024年までに36億ユーロ[1]に達する見通しです。2024年には、この市場の3分の1以上を都市部のロープウェーが占めるでしょう。
プロジェクトオーナーがグループの最新の技術革新の恩恵を受け続けることを約束し、オペレーターやエンドユーザーの課題を考慮に入れるため、MNDは既存の製品群の革新を継続していきます。
MNDは環境への意識や気候変動において鍵となる流行に細心の注意を払っているため、省エネルギーとシステムのシームレスな環境との統合に取り組んでいます。MNDはこれらの多様な専門分野において、特に設備や機器の最適化を達成するソリューションを通じ顧客やスキーエリアのオペレーターのエコロジカル・フットプリントの削減努力をサポートします。顧客の気候変動への対応の力となるために、MNDは責任を持ち、サスティナブルで、グローバルな、長期的ビジョンを持った業界のプレーヤーとしての志を再確認しています。
[1] 参考:ニューヨークに拠点を置くパーシスタンスマーケットリサーチ非公開会社
1See August 5, 2020 press release
2Source: New York-based Persistence Market Research Pvt. Ltd